見護り日記

認知症の母とのあれこれ

Chapter14 ハハの居るところ

入院生活約1か月、なんとか乗りきったハハは再びグループホームへ復帰しました。 退院前100万回ぐらい言い聞かせたせいか、入院生活で多少疲れていたせいか、案外すんなりホームへ入り、もちろんそこで数日生活していた事はすっかり忘れていたけれど、職員さ…

Chapter13 認知症病棟のこと

施設長さんの話に納得し、入院を決めたワタシですが、本音を言うと不安でいっぱい。 だって・・・あまり馴染みのない病院、しかも精神科ですよ⁉︎ 今はけっこう鬱やらなんやらで、かなり精神科がカジュアル&オープン傾向になってきたとはいえ、認知症専門病…

Chapter12 入院へ

続きです。 案の定、入居早々ハハはやらかしました。 同じホームのおばあちゃんが言った一言(何を言われたかは不明)にカチーンときたハハは、椅子を持ち上げ投げつけるわ、杖を振り回すわの大騒ぎ。 翌日施設長さんから話を聞いた時にはさすがのワタシも愕…

Chapter 11 グループホームへ

クビ? 入所拒否? 契約不成立? ・・・とにかくここにハハの居場所はないとはっきりした以上、呆然と途方に暮れているヒマはワタシにはありません。 次の施設を探さなければ! 我々(ワタシを筆頭にハハ入居施設プロジェクトにかかわった人たち)が思ってい…

Chapter 10 ハハの逆襲 その2

前回から続きます。 さて、事務所に凄まじい勢いで乱入してきたハハの次なる行動は? ハハ「あんたッ!こんなところで何してんのッ!」 バシバシバシバシ‼︎←ワタシが殴られる音 ハハ「この人には家庭があるやろ!」 バシバシバシバシ‼︎←ひたすら殴られる音 …

Chapter9 ハハの逆襲

お久しぶりでございます。 とは言いつつ、自分としては思ったより早めの復活。 ってか、復活してここで吐き出さなきゃやってらんねー事態になりつつあるのです。 しかも恐ろしい事に現在進行形で。 追って説明しますと・・・ 実はこの見護り日記をスタートさ…

Chapter8 ハハの料理

ども! 料理話が続きます。 今でこそアレなハハですが、実を言うとハハはとってもスペシャルな母でした。 外でフル仕事を持ちながらも家事は万全、特に料理は完璧でしたねぇ。 何しろ朝晩ボリューム満点のメニューに加え、お昼はもちろんお手製弁当なんです…

Chapter7 絶賛カレー

こんばんわ~。 だんだん春めいてきた今日この頃、本日は文句ばっかり言いつつも、最近過食傾向にあるハハの食状況をお伝えしたいと思います。 「ご飯が少ない!」 「卵はいらない!」 「うどんが食べたい!」 「やっぱりいらん!」 などなどなどなどいちいち…

chapter6 お菓子作り再開!

ども! ハードなエピソードが続いたので、ここらでちょいと一服。 実はワタシ、先日ついにお菓子作りを再開できちゃったのです! ひゃっほーーーーーーっ! 何をかくそう、のんきなワンルーム50から実家へ涙の出戻りをするにあたり、唯一楽しみにしていたの…

Chapter5 アチラにイッちゃったハハ

こんばんわ〜。 あのですね。 うちのハハは今のところいつも怒っているし、凄まじい妄想を繰り広げるし、通常レベルで物事を継続して覚えることはもはやできませんが、それでも日常生活はなんとかクリアしております。 ところが‼︎ 日常生活どころではないア…

Chapter4 ハハは魔法使い

毎日毎日薄氷を踏むような思いでビクビク過ごしておりますが、まだ2月なんですか。そうですか・・・。 さて、ハハとの再生活で気づくことも多々ありますが、日常においてほとんど全てのものが瞬間的にしか認識できないとしたら、認知症のハハにとって日々ど…

Chapter3 肉ラビリンス

キレては負けだと毎日毎日自身を戒めているワタシですが、みなさまお元気ですか? ワタシ? やっぱりキレてます(笑) その日は珍しく朝からご機嫌で、ご飯も「久々に美味しかったワ」とおかゆを完食。 ところがですね、後片付け中にラビリンススイッチがバ…

Chapter2 ハハのおやつ

今期最大の寒気とやらに震え上がっている毎日ですが、みなさまお元気ですか? 寒かろうが大雪だろうが、見護りにお休みはありません。 ええ、ハハの”何も食べられない病”は相変わらず継続中です。 最近は普通の食事も多少食べるようになったので、どちらかと…

Chapter1 2017 見護りスタート

遅ればせながら、あけましておめでとうでございます。 タイトルも一新、ってか以前の”ワンルーム50"を知っている方には一新なのですが、めんどーなので新マンガブログということで、どうぞよろしくお願いします。 ここでは認知症の母との日常あれこれをセキ…