Chapter13 認知症病棟のこと
施設長さんの話に納得し、入院を決めたワタシですが、本音を言うと不安でいっぱい。
だって・・・あまり馴染みのない病院、しかも精神科ですよ⁉︎
今はけっこう鬱やらなんやらで、かなり精神科がカジュアル&オープン傾向になってきたとはいえ、認知症専門病棟がある病院って一体?ちなみにアルコール依存症病棟もあるそうな。
お産以外で入院したことないのが自慢のハハ。
はたして大丈夫か?
心配と同時に興味深々なワタシ(←不謹慎)
ではレポートスタートです。
ここを訪れての第一の衝撃はやはりここだと思います。
入り口の施錠。
入院病棟への入り口はガッチリ施錠されていて、面会などの際はまず受付での事前連絡が必要で、それからインターホンの呼び出しになります。
重々しい鉄の扉が内側から開けられると、そこから先はすぐ広々した廊下とロビーが広がります。
窓も大きく壁も床も白いこのロビーがやたら広く感じるのは、とにかくものが少ないからでしょうか。
テレビと公衆電話が各1台。
それだけ。
これは病室も同じで、なんというか流行りのミニマリスト部屋を彷彿させるインテリア?ですね。
それと職員さんたちの男性率(若い)が高いような気がします。
孫レベルの男の人たちが、じーさんばーさんを上手くあしらいつつ動く動く。
みなさん本当にテキパキ気持ち良く働いておられました。
そして特筆すべきは食事!
あのわがままなハハが「ここのご飯美味しい!」って絶賛しておりましたから。
ハハは約1か月ここでお世話になりましたが、いつ面会に行ってもご飯のことベタ褒めでした。
そんなこんなで薬の調整も終わり、無事退院許可が下りたハハ。
再びグループホームへ出戻りますが、今度こそ馴染めるでしょうか?
続きます。