Chapter12 入院へ
続きです。
案の定、入居早々ハハはやらかしました。
同じホームのおばあちゃんが言った一言(何を言われたかは不明)にカチーンときたハハは、椅子を持ち上げ投げつけるわ、杖を振り回すわの大騒ぎ。
翌日施設長さんから話を聞いた時にはさすがのワタシも愕然としました。
けどね。
ハハ反省してるんですよ。
しゅ〜んとしちゃって仮猫状態。
「腹たって腹たって抑えきれなかったん・・・」
・・・そうでしょうね。
プライドの高いハハなので、我を忘れて人サマに狼藉を働くなんて、通常ならば考えられない事ですから。
グループホームでの暴力トラブルになると、精神科入院で薬調整、様子見パターンがベストらしいのですが、残念ながらハハもその道へ進むことになっちゃいましたよ。
ああ、どうなるハハ⁉︎
もちろんいきなり入院ではなく、まずはホーム専門ドクターの診察から。
結果、かなり認知症が進行しているとのこと。
そして薬が全く飲めておらず、感情の抑えがきかなくなってるだろうとのこと。
やはりホーム生活の前に、きちんと24時間見守り体制の中で、薬を再調整する方がいいだろうとの診断が下されたのでした。
入院決定。
精神科への強制入院(医療保護入院)と聞くと、全く知識も経験もないワタシは正直ビビりましたが、ここは腹くくって決行へ。
ハハにもなんとか納得してもらい、入院の運びとなりました。
次回はその病院のお話です。
ドキドキするわ〜。