Chapter5 アチラにイッちゃったハハ
こんばんわ〜。
あのですね。
うちのハハは今のところいつも怒っているし、凄まじい妄想を繰り広げるし、通常レベルで物事を継続して覚えることはもはやできませんが、それでも日常生活はなんとかクリアしております。
ところが‼︎
日常生活どころではないアチラの世界にイッちゃうことが、ごくごくたま〜にあるのです。
本日はその恐怖体験をお話ししたいと思います。
覗いてみると、外れかけたふすまにもたれて膝を抱えて座り込んでいるハハ。
「お母さん、何してんの?」
「あ?」
「布団に戻って寝なくちゃ風邪ひくよ」
「・・・うん?・・・」
ぼんやりうす目を開けつつ素直に従うけれど、体はふにゃふにゃです。
ベッドの位置も横になる方法もわからないみたい。
なんとか寝かせて電気を消して・・・。
約30分後。
再びガタガタ。
今度はベッドのすぐ下にうずくまってぼ〜。
同じく寝かせてまたしても30分。
リビングで足音が・・・。
「お母さん、夜なのにどうしたの?」
「歩かなあかんねん」
寝かせても寝かせてもゾンビのごとく起き上がり奇行を繰り返すハハ。
これを真夜中2時すぎくらいまで約30~1時間ごとにやられました。
途中で覚悟を決め、自室のドアを少し開けパジャマの上にジャケットを羽織って構えてたワタシではありますが、トイレの横の廊下で堂々とおしっこまでされちゃうと、さすがにがっくりきましたわ。あはは。
ヘトヘトで迎えた翌朝。
もちろん本人は全く覚えておりません。
ワタシは通常業務だったのですが、この年で徹夜&お守り?明けの立ち仕事は堪えまする。
アチラへイッちゃったハハがとりあえず戻ってきてくれたのはよかったのですが、今後こういう状態にいつなるやら、毎晩ヒヤヒヤしております。
本日の見護りポイント
- ひとりごとには気をつけろ
- ゾンビなら徹夜