見護り日記

認知症の母とのあれこれ

Chapter12 入院へ

続きです。

案の定、入居早々ハハはやらかしました。

同じホームのおばあちゃんが言った一言(何を言われたかは不明)にカチーンときたハハは、椅子を持ち上げ投げつけるわ、杖を振り回すわの大騒ぎ。

翌日施設長さんから話を聞いた時にはさすがのワタシも愕然としました。

 

けどね。

ハハ反省してるんですよ。

しゅ〜んとしちゃって仮猫状態

「腹たって腹たって抑えきれなかったん・・・」

・・・そうでしょうね。

プライドの高いハハなので、我を忘れて人サマに狼藉を働くなんて、通常ならば考えられない事ですから。

グループホームでの暴力トラブルになると、精神科入院で薬調整、様子見パターンがベストらしいのですが、残念ながらハハもその道へ進むことになっちゃいましたよ。

ああ、どうなるハハ⁉︎

 

もちろんいきなり入院ではなく、まずはホーム専門ドクターの診察から。

結果、かなり認知症が進行しているとのこと。

そして薬が全く飲めておらず、感情の抑えがきかなくなってるだろうとのこと。

やはりホーム生活の前に、きちんと24時間見守り体制の中で、薬を再調整する方がいいだろうとの診断が下されたのでした。

入院決定

 

精神科への強制入院(医療保護入院)と聞くと、全く知識も経験もないワタシは正直ビビりましたが、ここは腹くくって決行へ。

ハハにもなんとか納得してもらい、入院の運びとなりました。

次回はその病院のお話です。

ドキドキするわ〜。

 

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Chapter 11 グループホームへ

クビ?

入所拒否?

契約不成立?

・・・とにかくここにハハの居場所はないとはっきりした以上、呆然と途方に暮れているヒマはワタシにはありません。

次の施設を探さなければ!

我々(ワタシを筆頭にハハ入居施設プロジェクトにかかわった人たち)が思っていたよりかなり深刻に認知症が進んでいたハハにとって、もはや選択の余地はなし。

グループホーム一択なり。

 

それならば、実は事前見学に行った所で目星をつけていたグループホームがあったのです。

ホーム全体の雰囲気が明るく、家からも近い、そして何よりもとても頼り甲斐のある施設長さんだったのでした。

だけど1月の時点では、まだグループホームは早いのではと思っていたし、空きがなかったせいもあって、お話を聞いていただくだけで終わってしまったのですが、ハハのクビ決定連絡を受けたとたん脳裏をかすめたのはこのホーム。

そしたら!

何と!

1室空きが出たっていうじゃありませんか‼︎

もうここでお願いします。

おそらくここしかハハは無理です。

わらにもすがる思いで、再び入居手続きをスタートさせたワタシでした。

 

さて次の施設が決まったものの、それから事態は2転、3転。

施設入居にあたっては事前に色々な段階を踏まなきゃならないのですが、とにかく早く引き取ってくれ〜!と前施設からの強い要望で、ほとんどの手続きをぶっ飛ばして強制移動でのホーム入居。

ほぼ拉致状態で連行されたハハ

それでなくても暴れ続けているハハが、いくら専門施設だからといってすぐにおとなしく馴染むと思います?

グループホーム入居日その夜から、またしてもハハの乱行が炸裂したのでした。

こわいけど続きます。

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Chapter 10 ハハの逆襲 その2

前回から続きます。

さて、事務所に凄まじい勢いで乱入してきたハハの次なる行動は?

 ハハ「あんたッ!こんなところで何してんのッ!」

バシバシバシバシ‼︎←ワタシが殴られる音

 ハハ「この人には家庭があるやろ!」

バシバシバシバシ‼︎←ひたすら殴られる音

 施設長さん「おかーさん、まずは落ち着いて・・・」

 ハハ「あなたにおかーさんなんて呼ばれたくないわッ!」

バシバシバシバシ‼︎←ずっと殴られる

・・・・・

 

この後2時間かけてハハをなだめ、よくよく聞いてみたところ、どうやらワタシが施設長さんに色仕掛けをしていたと思ったそうな。

・・・・・

 

あのですね、ここまでぶっ飛ばされちゃうともう誤解もへったくれもありませんわ。

話にならん

この日はもちろん契約は成立せず、ワタシの中でハハの新生活にいや〜な予感がよぎったのでした。

 

もうお分かりでしょうが、こういう時の予感って大体当たるんですよね。

そうハハの乱行は想定を軽く超えたレベルで続くことになります。

泣く、わめく、食事拒否

他の入居者さんに暴言

個人部屋に無断侵入

施設長さんにまとわりつき、帰る帰ると離れない

これをずっとやり続けること約1週間。

とうとう施設長さんからSOSが出ました。

ここではハハは無理だと。

このままではハハ自身がもたないと。

 

そして3か月かけたワタシの大プロジェクトはたったの1週間で崩壊し、振り出しに戻ったのでした。

さぁ、ハハをどうする?

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Chapter9 ハハの逆襲

お久しぶりでございます。

とは言いつつ、自分としては思ったより早めの復活。

ってか、復活してここで吐き出さなきゃやってらんねー事態になりつつあるのです。

しかも恐ろしい事に現在進行形で。

 

追って説明しますと・・・

実はこの見護り日記をスタートさせて早々、ワタシはもうこれは一人で見護れる状況ではないと白旗を掲げ、しかるべき相談所に駆け込みました。

これが今から三ヶ月前、1月半ばの事です。

そこで施設入居を勧められ、専門家に話を聞き、うちの条件及びハハの状態を踏まえた上で数カ所をピックアップしてもらい、それぞれ見学の後良さげな所の仮申し込みを済ませ、入所に向けて本格的に動き出したのが3月頭だったはず。

 横浜在住の兄も巻き込み、説得するためのウソも少々混ぜながら、荷物は少ないとはいえ引っ越しの手配もして、いよいよ4月10日の入所日を迎えたわけです。

いろいろ長く辛い道のりでしたわ。

 

さてその間、問題のハハは一体どうしていたでしょう?

そこんとこがみなさんの一番の疑問にちがいない。

何しろ、これまでデイサービスを始め介護関連を一切受け付けず、何よりも今現在の自分の状態について全く無自覚なハハですから。

ワタシもそこが最難関なのは重々承知していたので、前述したようにウソも交えながらじわじわ外堀から埋めていったわけです。

そしてやはりプロはプロ

うまく誘導してあのハハを連れ出し、施設見学もさせ、仮約束まで本人としちゃうんだからすごいなぁ。

とは言うものの、入居当日はそんな約束なんぞすっかり忘れ去ったハハを、無理やりタクシーに押し込めてほぼ拉致状態で連れて行ったんですけどね。

とにかく入れてしまえばこっちのもんと、甘〜い考えがワタシにあったのだと今ならよーくわかるのですが、当日はワタシも必死だったんですよね、ほんとに。

 

ところがここからが本番なのです。

簡単な荷物整理も終わり、いよいよ施設長さんと本契約を結ぶべく事務所で説明を受け始めた、まさにその時事は起きた。

ハハの乱入‼︎

この恐ろしい話は次回に続きます。

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Chapter8 ハハの料理

ども!

料理話が続きます。

 

今でこそアレなハハですが、実を言うとハハはとってもスペシャルな母でした。

外でフル仕事を持ちながらも家事は万全、特に料理は完璧でしたねぇ。

何しろ朝晩ボリューム満点のメニューに加え、お昼はもちろんお手製弁当なんですから。

兄とワタシのそれぞれ6年間と、父に至っては退職するまでほぼ40年間ずーーーーーっと作り続けていたのだからすごすぎますわ。

そんなハハですので、料理の手順がわからなくなったとぼやきつつも作る作る

そして材料も買う買う

で、これが目下のワタシの最大の悩みであります。

 

例えば。

最近連日お目見えする、得体の知れない大量の煮物

ワタシが思うに、ハハの中でおでんと肉じゃがと筑前煮の材料と調理方法がごっちゃになっちゃった結果ではないかと。

そこに旬の素材(今なら筍とか)やら目についた素材(色々なキノコ類とか)がプラスされて、もう何が何だか(笑)。

いくら怒られても味付けも切り方も微妙なこの煮物、食べられます?

ハハが寝室に引っ込んだ後、今日もごっそり処分するワタシ。

 

後は。

ワタシの作ったカレーの水増しバージョンとか。

先日、ハハに絶賛されたカレーのお話をしましたよね。

あれが、翌日には倍増してたりするんですよ。

きちんとルウを足して増やすならばそれほど問題はないんですが、おそらくレトルトカレー1袋と水のみで増量させるもんだからしゃぶしゃぶ。

おまけに新たに糸コンニャク?やらぶつ切りごぼう?やらが加わってもうわけわからん。

こちらも速やかに処分させていただきます。

過剰食材対策もたいがいですが、調理済のものは転用しようがなく、勿体無い感がハンパないです、本当に。

 

さてこのように孤軍奮闘の日々を送ってるワタシですが、とある計画実行のためしばらくお休みしたいと思います。

元気に復活できることを信じつつまたね〜。

 

本日の見護りポイント

  • 得意分野は超キケン!
  • 捨てるのも仕事

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Chapter7 絶賛カレー

こんばんわ~。

だんだん春めいてきた今日この頃、本日は文句ばっかり言いつつも、最近過食傾向にあるハハの食状況をお伝えしたいと思います。

「ご飯が少ない!」

「卵はいらない!」

「うどんが食べたい!」

「やっぱりいらん!」

などなどなどなどいちいち振り回されてたらきりがないので、まぁ適当に流してはおりますし、何よりワタシは料理にあまり興味のない女

そしておそらく今後もそれは変わらないでしょう。

そんなワタシが作る定番といえば、もちろんアレ。

カレーです。

 

ルウの箱裏に書かれている手順通り、ごくごく普通の材料で作った正しい日本のカレーなんですが、なぜかこのカレーをあのハハが絶賛しまくるんですよね。

「こんないい香りのカレー、食べたことないわ〜」

「どこのルウ使ってるの?また買ってくるから教えて?」

いやいやいやいや、ハ◯スバーモンドカレーだよ〜♫

お肉も規定量、特にスパイスやら味付けやら足したわけでもない、こんなありきたりのカレーのどこに惹かれたのか本当に謎であります。

しかも毎回作る度に(ルウはその都度いい加減にセレクトしたやつ)。

 

特徴を挙げるとすれば、じゃがいも抜きってとこでしょうかね。

これも深い意味があるわけじゃなく、単に大量にストックされている玉ねぎ人参を消費するために、じゃがいも分を減らしただけなんですが。

もしかしてこの偏った具が今のハハの好みとマッチングしたのかもしれませんね。

今後どのように変化するかはわかりませんが、今は休みごとにひたすらカレーを煮ているワタシであります。

ともあれ、じゃがいも抜きカレー結構いけますよ。

おためしあれ。

 

本日の見護りポイント

  • 文句にはカレー
  • 何はともあれカレー

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chapter6 お菓子作り再開!

ども!

ハードなエピソードが続いたので、ここらでちょいと一服。

 

実はワタシ、先日ついにお菓子作りを再開できちゃったのです!

ひゃっほーーーーーーっ!

何をかくそう、のんきなワンルーム50から実家へ涙の出戻りをするにあたり、唯一楽しみにしていたのがお菓子作りでした。

ちゃんとしたオーブンで材料も機材も型も以前のまま、自由気ままに作り倒せるぞーと勢い込んだのもつかの間、とてもそんなことができるような状態ではないと早々に悟ってしまったワタシ。

そう、お菓子なんて楽しく気分的にゆとりがあるとき時じゃないと作れないもんでした。

休みの日はもちろん、ワタシが在宅している限りずっと絡んで喋り続けているハハですので、落ち着いてレシピチェックしたり計量したりするどころじゃない。

いくらお菓子ロスに陥ったところで、とてもそんな余裕はなかったのです。

 

 

そんなある日。

いつものように帰宅後冷蔵庫チェック(毎日冷蔵庫を調べないととんでもない事態になっちゃうので)をしていると、フジッコのお豆さん4パック発見!

全部金時豆!

そしてこれはワタシ以外誰も食わん

・・・どうすんのこれ?

賞味期限も短い煮豆、毎日お弁当のおかずがコレですか?

無理無理無理

なんとか早急に大量消費しなくては。

 

で、思い出したのが蒸しパンです。

あれだったらフィリング及びトッピングに使えるし、何より時短で調理できる。

幸い今は大人しく寝ているし、よっしゃーーーーーーっ‼︎

そんなわけで、約3か月ぶりにお菓子(蒸しパンだけど)を作りました。

ところが生地を仕込み炊飯器くんにセットした途端起き出してきてヤイヤイ喋り出したハハ。

ふふここまでくればこっちのもんさ。

ほ〜らふっくら出来上がりましたよ。

漫画の写真は諸事情によりドライフルーツ蒸しパンです。だけどこんな感じね。

 

さて、文句言いながら完食したハハ。

私のお金で買った豆、勝手に使わんといて!」

はいはいなるべくあなたの食費使い込みたくはないけれど、食べ物をみすみす無駄にしたくないんだってば、もう!

 

本日の見護りポイント

  • 過剰食材はお菓子で使える?
  • お菓子作りはスキを狙え!

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