Chapter9 ハハの逆襲
お久しぶりでございます。
とは言いつつ、自分としては思ったより早めの復活。
ってか、復活してここで吐き出さなきゃやってらんねー事態になりつつあるのです。
しかも恐ろしい事に現在進行形で。
追って説明しますと・・・
実はこの見護り日記をスタートさせて早々、ワタシはもうこれは一人で見護れる状況ではないと白旗を掲げ、しかるべき相談所に駆け込みました。
これが今から三ヶ月前、1月半ばの事です。
そこで施設入居を勧められ、専門家に話を聞き、うちの条件及びハハの状態を踏まえた上で数カ所をピックアップしてもらい、それぞれ見学の後良さげな所の仮申し込みを済ませ、入所に向けて本格的に動き出したのが3月頭だったはず。
横浜在住の兄も巻き込み、説得するためのウソも少々混ぜながら、荷物は少ないとはいえ引っ越しの手配もして、いよいよ4月10日の入所日を迎えたわけです。
いろいろ長く辛い道のりでしたわ。
さてその間、問題のハハは一体どうしていたでしょう?
そこんとこがみなさんの一番の疑問にちがいない。
何しろ、これまでデイサービスを始め介護関連を一切受け付けず、何よりも今現在の自分の状態について全く無自覚なハハですから。
ワタシもそこが最難関なのは重々承知していたので、前述したようにウソも交えながらじわじわ外堀から埋めていったわけです。
そしてやはりプロはプロ。
うまく誘導してあのハハを連れ出し、施設見学もさせ、仮約束まで本人としちゃうんだからすごいなぁ。
とは言うものの、入居当日はそんな約束なんぞすっかり忘れ去ったハハを、無理やりタクシーに押し込めてほぼ拉致状態で連れて行ったんですけどね。
とにかく入れてしまえばこっちのもんと、甘〜い考えがワタシにあったのだと今ならよーくわかるのですが、当日はワタシも必死だったんですよね、ほんとに。
ところがここからが本番なのです。
簡単な荷物整理も終わり、いよいよ施設長さんと本契約を結ぶべく事務所で説明を受け始めた、まさにその時事は起きた。
ハハの乱入‼︎
この恐ろしい話は次回に続きます。