Chapter3 肉ラビリンス
キレては負けだと毎日毎日自身を戒めているワタシですが、みなさまお元気ですか?
ワタシ?
やっぱりキレてます(笑)
その日は珍しく朝からご機嫌で、ご飯も「久々に美味しかったワ」とおかゆを完食。
ところがですね、後片付け中にラビリンススイッチがバチッと入っちゃいました。
本日のテーゼは肉。
「まーちゃん(息子)に肉食べさせなきゃ。お金出すから肉買ってきて。」
「肉?何作るの?」
「肉じゃがにしようと思うんだけど」
「それなら冷凍庫にたっぷり1パックあるよ。野菜も揃ってるし、買いに行かなくてもいけるから。」
「あ、そう?」
以上の会話を、5分10分おきに繰り返すパターンの始まりです。
もうすっかり肉、肉、肉。
こういうのはよくある事なので(内容は違いますが)、4度めの会話の後冷凍庫の肉を冷蔵庫のど真ん中へ移動させ、存在を念入りにアピールしたもののやはり空振り。
「どうしても肉買ってこなくっちゃ晩御飯ができない。なんであんた買ってきてくれないの?」
とうとう怒り狂いだしたんです。
ダメだ、ダメだと思いながらもつられてキレちゃったワタシ。
キッチンの調理台の上に肉じゃがの材料を全て並べてしまいましたよ。
案の定、「私は材料並べてもらわなあかんほどボケてないわ‼︎」と大爆発。
時間をかけてぜーーーんぶ元に戻しておられました。
その夜。
ある程度覚悟を決めつつ帰宅してみると・・・
大量の重複した野菜たち!
大量のできあい揚げ物!
しっかり4合分のご飯!
そしてなぜかおでんと肉じゃがが合体したような不思議な煮物!
黙ってそっと鍋の中を覗いているワタシにハハの一言。
「あ、肉買ってきてくれたやろうね?」
まだ作るんか〜い⁈
本日の見護りポイント
- ラビリンスに入っちゃたら脱出不可能
- キレたら負け(難しいけど)
Chapter2 ハハのおやつ
今期最大の寒気とやらに震え上がっている毎日ですが、みなさまお元気ですか?
寒かろうが大雪だろうが、見護りにお休みはありません。
ええ、ハハの”何も食べられない病”は相変わらず継続中です。
最近は普通の食事も多少食べるようになったので、どちらかといえば食べ過ぎ気味では?という不安がムクムク。
だってですよ、お雑煮(もち1個入り)とお茶碗半分のご飯を夕食として7時頃に食べ、残りご飯のおにぎりを9時、夜半にみたらし団子2本完食はちょっと多くないか?
少なくともワタシよりも食っとるし!
なのに翌朝朝ごはんを炊かないと(おかゆにした)、「ご飯一つまともに食べさせてもらえない‼︎」「昨日からなんにも食べてないのに・・・」ですからね。
はぁぁぁぁ〜。
お腹こわされることを考えれば、文句言われるだけマシとしましょう。
そんなハハですので、”なんとか食べておいしさを感じられる食べもの”としてのおやつは必須です。
とにかく文句の多いヒトなので、お気に入りを常備しておくのですが、前回美味しかったものが次回も美味しいとは限らないのが難しいところ。
ここではそのハハがなんとか毎回合格点をつける数少ないおやつを紹介しますね。
漫画で思いっきりアップしましたが、結局行き着く先は西友PBのみたらし団子でした。
あちこち食べ比べをした結果、ここのがベストらしいです。
残念ながら製造者名は明記していないので不明ですが、みたらしあんと団子のもっちり具合が最高だって。値段も確かに安いですしね。
しかしハハよ、3本入り3パックが2日と持たないのはちょっとどうかと思うぞ。
見護りは続きます。
本日の見護りポイント
- おやつはなるべく小袋タイプを
- こまめに買い足し買いすぎない
Chapter1 2017 見護りスタート
遅ればせながら、あけましておめでとうでございます。
タイトルも一新、ってか以前の”ワンルーム50"を知っている方には一新なのですが、めんどーなので新マンガブログということで、どうぞよろしくお願いします。
ここでは認知症の母との日常あれこれをセキララ(?)にお話したいと思います。
幸いなことに今のところ自分の身の周りは自分でできるハハですので、精神面(不安定な感情の鎮め方や、攻撃性をかわす方法など)を同居人として見護るのがほとんど。で、このようなタイトルになりました。
とはいえ日々どんどん変化していくので、いつ”介護日記”になるやらハラハラです。
さて年末ムリヤリ引越しを敢行し、出戻って早二週間。
間にお正月を挟みもしましたが、これがもうお正月らしからぬ事この上なし!
いや別にお正月らしさを特別求めているわけじゃありませんが、今ハハを蝕んでいる”なんにも食べられない病”を立派なおせち料理を前にしてまでかまされると、ホント気分が萎え萎えになっちゃいますね。
思うに”なんにも食べられない病”はよくある認知症症状の”ご飯まだですか病”の別バージョンというか、変形パターンではないかしら。
何を出しても「食べられない」「美味しくない」「欲しくない」「見たくもない」と反応する病だけど、何やかやおやつを時間関係なしに口にして、結果的に自覚せずいつもそこそこお腹いっぱいで、だからまたしても普通の食事は摂れないというダメダメループ。
お正月中これを続けていたハハでしたが、この先どうなることやら。
はい、見護りスタートです。
本日の見護りポイント
- 何が何でも同調する(決して食べている事実を突っ込まない)
- 食べやすいおやつをあちこちに仕掛ける